みなさんは仕事が遅い、作業が遅いという事を感じたことがありますか?
また、判断するのが遅いということや決断することが遅いという事はないでしょうか?
私も仕事の中など自分の判断が遅いことに苛立ってしまうことがありました。
それを解決するために今回は「0秒思考行動編」をアウトプットしていきたいと思います。
この本は以前紹介した0秒思考の著者赤羽雄二さんが書いた本になります。
また、0秒思考が元になっているので、まだ読んでいないという方はこの記事から読んでみてください。

0秒思考行動編を読む目的
- 自分の判断が遅いと感じたから
- 自分の仕事にもっとスピード感を出したかった
- 0秒思考の派生系に興味があった
私は以前0秒思考という本を読みました。
その理由は頭の回転が遅い事や自分の意見が全然出てこないのが原因でそれを変えたいと思ったからです。
0秒思考を実践していく中で、やるたび頭がスッキリし、どんどんと考えが浮かぶようになってきたのが実感できていました。
しかし、行動に反映させることができなかったのです。
ここで私は0秒思考の派生系である行動編を手に取りました。
その中に書かれていたのは即断、即決、即実行の三つです。
自分に必要なものが並んでいました。
ここで学んだことをアウトプットし共有していきたいと思います。
【第1章】即断即決、即実行はなぜ難しいのか
まずは第1章からまとめていきたいと思います。
第1章で私がなるほどと思ったポイントを紹介していきます。
- ためらいに価値はない
- 本当に優れたリーダーは即断即決、即実行している
- 心理的ブロック「すぐ頭がいっぱいになる」
- 心理的ブロック「人に頼る事ができない」
ためらいに価値はない
仕事ができない人、作業が遅い人は即行動に移すことが苦手です。
その理由はどうしていいかわからないときと、本当はわかっているのに直視したくないの二つあると筆者は言います。
仕事というのはスピードが大切で、競争力が大切なものの中で、躊躇する事やためらうということは時間の無駄でしかなく、ためらいに価値はないと言います。
本当の優れたリーダーは即断即決、即実行している
優れたリーダーは躊躇せずに実行することに長けていると言います。
その理由は明確なビジョンをしっかりと持ちながら全体を見渡せる視野があるからです。
このようなリーダーが先手を打つ事によって好循環を自身で引っ張ってこれます。
心理的ブロック
心理的ブロックは自分が仕事が遅くなってしまう心の理由になります。
いくつかありますが、その中で私が気になったのはすぐ頭がいっぱいになることと人に頼むことができないという点です。
頭が様々な事でいっぱいになってしまう私には整理するということが必要になってきます。
また、人に頼れないということも掘り下げなければいけません。
この二つを解決するため筆者はオプションとフレームワークを実践して物事を整理すること、0秒思考でなぜ人に頼めないか深堀りするという事が必要と言います。
【第2章】即断即決、即実行を支えるもの
この第2章では仕事が遅い人に対して即色々なことをするために支えとなるものを紹介しています。
それは全体観というものです。
全体観には仮説構築力や情報収集力、観察力、洞察力などがあることによって全体を見る事ができる能力です。
これは全体が見えていれば進む道がわかるし、進む方向もわかるというものです。
この全体観をつけることによって自分の行動するスピードをあげることができます。
全体観をつけるトレーニングが二つあります。
「オプション」と「フレームワーク」です。
オプションは考えることがらに対し、選択肢をいくつか出し、評価していくというものです。
フレームワークは2×2の枠組みの中に縦軸、横軸を決め、その事柄の場所を配置していくものです。
次の章で詳しく紹介しています。
【第3章】オプション
オプションには大事なポイントがあります。
それは大事な挙げた選択肢を漏れなく評価するという事です。
オプションは選択肢をいくつか挙げていき、それを評価していき優先順位を決めていくというものになります。
そのため、しっかりと大切な選択肢を挙げ、それらの優先順位を客観的に評価していくことが大切です。
また、オプション内でさらに深堀りできそう選択肢の場合、親子、兄弟関係としてリストアップしていきます。
評価は費用、時間、手軽さなどのように4〜5個の基準を作りそれぞれ◎○△×などで優先順位を決めていきます。
また、メリットデメリットを挙げて優先順位を決めていく事も良い方法です。
【第4章】フレームワーク
フレームワークではタイトル、縦軸・横軸、軸ラベル、箱の中身の整合性を十分吟味することが大切です。
また、対象を漏れなくダブりがなく分類することも大切になってきます。
このようなことは経験値を増やす事によってできるようになってきます。
また、フレームワークを作るに当たってチェックの方法が6つあります。
- 何を整理しようとしているのか
- どういう軸で整理するのがベストか
- 縦横のラベルは適切か
- 4つの箱それぞれが適切な内容か
- タイトル、軸、ラベル、分類した内容が食い違わないか
- 全体として有用か
というポイントです。
自分は何をしようとしているのかという事柄をしっかりとタイトルにし、同じような軸にしないようにするのが大切です。
【第5章】実践のポイント
ここでは仕事が遅い人が即断即決、即行動を実行させるためのポイントを紹介しています。
自分が良いと思ったポイントをピックアップします。
- できるだけ質問に即答える
- 常にPDCAを回し、ノウハウを蓄積し続ける
- 高いやる気を維持する努力をし続ける
この三つです。
この三つは質問に答えられるように普段から準備することや、常にPDCAを回しフィードバックをし続けること、モチベーションの維持など
自分がやろうとすればすぐできるような事柄です。
即断即決、即行動ができなくてもこのようなことは仕事が遅くても心がけることができます。
【第6章】リスクと注意点
必ず、即断即決、即行動をするとリスクが伴います。
この時のリスクをここではまとめているので、紹介していきます。
それは主に自分に対してのクレームです。
最初に小さなミスが重なったことに対するクレームや、考えずに突っ走るメンバーがでてくることに対するクレーム、スピードについていけない人のクレームなどです。
これらは経験や説得により解決できます。
クレームに屈せずに解決に向けて動いていきましょう。これも即行動に移します。
また、自分の知らない分野では即断即決、即行動がしにくい場合があります。
その場合は事前に色々な情報収集をするためのツテを作っておく事で解決します。
普段から情報収集する癖をつけることが大切です。
オプションやフレームワークのやり方をもっとよく知りたいという方はぜひ読んでみてください。