いきなりですが、ダイエット進んでいますか?
ダイエットの目的として、多いのが腹筋を割りたい。割れた腹筋を手に入れたいという人が多いです。
特に肌の露出が増える夏頃になると、ダイエットしたいという人が増えて腹筋がプチブームになります。
では今回は素朴な疑問についてお答えしていきます。
腹筋を割りたいから毎日やっているという人は必ず見た方が良いです。
- 毎日やったら効果があるのか?
- 腹筋を割る方法は?
これらを知りたいあなたにはぴったりの記事になっています。
今回は腹筋を毎日した効果について筋トレ暦8年、100kgの増量に成功し80kgの減量に成功した私の経験を踏まえて紹介していきます。
腹筋は毎日やって効果あるの?
先に腹筋は毎日やっても効果があるのか、という問題にさらっとお答えします。
腹筋は毎日やっても効果があります。
むしろ毎日やった方が効果的な場合もあります。
その理由は二つ
- 腹筋は回復が早い
- 腹筋に大きな刺激を入れれる種目が少ない
この二つになります。
腹筋は回復が早い
腹筋は筋肉の損傷に対する回復が早いと言われています。
基本的に大胸筋、三角筋、広背筋、大腿四頭筋などの大きな筋肉の回復時間は48時間〜72時間です。
それに対し、腹筋群の回復時間は24時間程度と言われています。
本気で追い込むことで24時間かけて回復するので、超高強度ではない場合、腹筋を毎日行っても問題ないです。
腹筋に大きな刺激を入れれる種目が少ない
腹筋に大きな刺激をいれて、筋肉を損傷させることができる種目が少ないのも理由の一つになります。
だいたい、腹筋の種目は自体重で行うことが多いです。
最初の頃は自体重だけでも十分強度を得ることができていましたが、だんだんと強度に慣れていくと回数をあげるだけになってしまい、マンネリしやすい種目が多いです。
この刺激を入れることができないのと、回復が早いのが合わさるので、腹筋はよっぽどのことがなければ、毎日トレーニングをしても大丈夫ということになります。
腹筋の効果的なトレーニング
では、腹筋をやらなくて良い理由を紹介する前に、大きな刺激を入れることができると言われている種目を紹介したいと思います。
それは以下の二つ
- ドラゴンフラッグ
- アブローラー
この二つです。
あなたもこの二つの名前は聞いたことがあると思います。特にアブローラーに関していえば、筋トレをしているならだいたいの人が知っているサイヤマングレートさんも使っていますね。
ドラゴンフラッグとアブローラーは先ほど言ったこととは正反対になりますが、強度がものすごく高く、完璧なフォームでしっかり腹筋に刺激を入れるというのがかなり難しいものになります。
その理由は筋肉の収縮様式が関係しています。
通常腹筋運動はみなさんもわかるように背中をまるめながら、お腹の筋肉を近づけ合う収縮種目ですね。
でもこの、ドラゴンフラッグとアブローラーはどうでしょうか?
背中はほとんど曲がらず、腹筋は伸びきっていますね。
このように普段縮めることが得意な腹筋を伸ばしているからとてもきつく感じるんです。
この収縮は筋肉にブレーキをかけながら収縮していく、エキセントリック収縮と呼ばれています。
このエキセントリック収縮は筋肉に微小な損傷を与えるのが得意な種目になっています。
この微細な損傷は筋肉痛になったりするので、筋肉痛になりやすいと言われています。
正直腹筋はこの二つを極めれば、ぼこぼこの腹筋を手に入れることができます。
腹筋は毎日やっても効果ない!
では、本題に入っていきます。
先ほど腹筋は毎日行っていても効果はあるということをお伝えしました。
ですが、私は毎日やっても効果がないという主張をします。
前提として、ダイエットをしようとする場合の腹筋運動に着目しています。
フィジークやボディビルでは必ず必要ですし、腹筋を単純に大きくしたいという人は毎日やったほうが良いです。
ここの記事を読んでくれたあなたはダイエット目的で腹筋運動を行っていますか?
それなら毎日やるのは正直非効率で無駄な時間が多いです。
その理由をここでは紹介します。
- 腹筋は絞れば出てくる
- 脂肪が邪魔をする
- 消費カロリーが低い
腹筋は絞ればでてくる
あなたは腹筋の形はどのようになっているかわかりますか?
腹筋はじつは筋肉自体割れている構造になります。
人によって個人差がありますが、理想とする人が多いシックスパックやフォーパック、エイトパックなど必ず割れてできています。
脂肪が邪魔をして、見えていないだけなのです。
なので、腹筋運動を積極的に行わなくても、しっかりとした食事制限や運動でダイエットすることによって必ず手に入れることができます。
腹筋を大きくすると、一つ一つのブロックが大きくなるので、堀が深くなるというメリットがありますが、マニアックな人やボディビルダーではない限り、やる必要はないと思います。
腹筋を脂肪が邪魔する
脂肪はどこに一番蓄積されるかというとお腹周りですね。
このお腹周りの脂肪を取り除きたいから腹筋をたくさんする。という考えの人が多いです。
最近部分痩せなども流行っており、うごかした部位の脂肪がたくさん落ちるとも言われていますね。
しかし、腹筋に関していうとそのような部分痩せはほとんど起きません。
腹筋を覆っているお腹周りの脂肪は主に、皮下脂肪になります。また、腹筋周りは脂肪が多く蓄積することから毛細血管の数や血流が他の部位より劣っています。
血流が他の部位より、悪いということは脂肪を運び出すというのが難しくなっていきます。
お腹の脂肪はエネルギーになるため、血液に乗って移動するからです。
他の部位では積極的に動かすことによって、脂肪が多く使われると言われていますが、腹筋はこのような理由からダイエットでも最後に減ってくる部位になります。
また、脂肪がたくさんある場合、単純に腹筋トレーニングでの可動域が狭くなってしまいます。筋トレはフルレンジ(全可動域を使う)ことで効率よく筋肉に刺激を与えることができますので、効率が良いとは言えませんね。
腹筋は消費カロリーが少ない
腹筋運動は体幹部の筋肉ではありますが、大胸筋や、広背筋、脚の筋肉に比べると小さい筋肉になります。
そのため、腹筋をたくさん動かしていても消費カロリーはそこまで多くはならないのです。
基本的に腹筋運動をたくさんやるよりもスクワットや腕立て伏せを少しだけやった方が、同じような消費カロリーになるし、時短にもなります。
腹筋は食事制限と運動で作れる
先ほど紹介した3つの理由から、非効率であるため私は腹筋だけでダイエットするという方法はおすすめしません。
腹筋を割りたいというのなら、軽めの食事制限と、自宅での自体重トレーニングを継続的に行うことによって、手に入れることができます。
その自体重トレーニングのなかに腹筋を取り入れる分には問題ありませんが、腹筋毎日100回やろうなどのような過酷な目標をたてても続かない場合もあるし非効率です。
効率よく腹筋を手に入れていきましょう。